2014年に共同出資した古着のリサイクル工場である株式会社エヌ・シー・エス(北九州市若松区)とともに、北九州市との官民共同事業“チクマノループ®“による北部九州を中心とした「地域循環共生圏」の形成を進めています。 9月にはイオンモール八幡東にて行われた「衣料品の3分別回収」(今回より2分別から3分別へ変更)のリサイクルを行い、衣類等の再資源化を推進しています。 

イオンモール八幡東では、衣料品の3分別回収コーナーを9月24日(土)25日(日)に設置し、衣料品のリサイクル(衣類を反毛し綿状にし、車の内装部品に加工)についてのパネル等を展示しながら、ポリエステル100% / 綿100% / その他混紡品の3分別回収を実施し、50組のご来場により177.6kgの衣料品が回収されました。

≪実績≫

組数:2日間合計50組(24(日)24組 /25(月)26組)

回収実績:綿100% 7箱(53.3kg;30%) / ポリエステル100%3箱(17.6kg;10%) 

その他混紡品15箱(106.7kg;60%)   合計 177.6kg

初日:ファミリーが多く、続いて中高年、お一人でお持込された方は少数。

2日目:中高年層が半数近く。当日知った方も効果を解説したパネルを熱心にご覧になって

いました。

もともと北部九州エリアは、日産自動車九州(株)、トヨタ自動車九州(株)、ダイハツ九州(株)、日産車体九州(株)の4つの自動車メーカーが立地する、自動車生産拠点であり、リサイクル繊維は車の内装部品に加工されていましたが、その多くは、北部九州以外から調達されていたので、コストや環境に大きく負荷がありました。そこで、北部九州地域で古着を地域内で着実に資源として循環する高度な「地域循環共生圏」を形成し、さらに自動車部品の地場調達率を向上させることに取り組んでいます。

今後も、自治体、企業等様々な団体からこのような要請があると思われますが、衣料品を通じて、「地域循環共生圏」のもと、SDGsの取組みとして、サステナブルな循環型社会の実現を目指します。